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「マーケティング22の法則」読了

デジタルマーケティングに興味があるとか言っている以上、マーケティングの勉強もしないとね、ということで手始めに一冊読んでみました。前職の上司から、とりあえずこれは一回読んどけ、と言われて購入し早3年、ようやく読了しました(遅

売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則
アル ライズ ジャック トラウト Al Ries

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読んだだけでは忘れるので22の各ルールを自分の言葉で1行2行にまとめてみました。

第1章 一番手の法則 (The Law of Leadership)

最初であることは他に対して圧倒的に有利である。

第2章 カテゴリーの法則 (The Law of The Category)

ある分野で一番になれない場合、新しいカテゴリーを作り一番を目指す。

第3章 心の法則 (The Law of the Mind)

顧客の心に入り込み、マインドを形成することが重要である。それも徐々にではなく、一気に。そのために予算を投下するのは有効な戦術である。

第4章 知覚の法則 (The Law of Perception)

マーケティングとは商品に関する客観的事実の戦いではなく、顧客の主観に基づく知覚(認識)との戦いである。一度作られた知覚はなかなか覆せない。

第5章 集中の法則 (The Law of Focus)

一つの言葉を顧客に刻み付けることで、顧客に認知させることができる。

第6章 独占の法則 (The Law of Exclusivity)

すでに顧客の心に刻まれている言葉を利用/奪うことは困難である。

第7章 梯子の法則 (The Law of the Ladder)

一番手になれない場合、そのカテゴリ内で相対的にどの位置にいるかが重要。顧客の心の中にある序列を正しく理解することがマーケティング戦略へとつながる。

第8章 二極分化の法則 (The Law of Duality)

長期的には2つのブランドの争いに収束していく。上位2位までに入ることが重要である。

第9章 対立の法則 (The Law of the Opposite)

知覚が形成された後の逆転は困難であるため、すでに自分の上位にいる相手に対しては、相手の上を行こうとするのではなく、相手との差別化を図ることが重要である。時には対立という構造を作るのも効果的かもしれない。

第10章 分割の法則 (The Law of Division)

単体のカテゴリーとして市場ができた後に、時の経過とともにカテゴリーは分割し、細分化されていく。カテゴリーが分割されるタイミングを逃さずに参入することが重要である。

第11章 遠近関係の法則 (The Law of Perspective)

短期的に効果があるマーケティング施策でも、長期的な効果でみると正反対となる可能性がある。逆もまた然り。バーゲンセールなどが良い例であり、短期的には売上を増やすが、顧客に品物が安く買えることが可能であると学習させるため、顧客は通常の値段で購入をしなくなる。

第12章 製品ライン拡張の法則 (The Law of Line Extension)

製品ラインを拡張し、商品を横展開していくことは成功には通じないことが多い。カテゴリをまたいだ時、顧客に新たに知覚をさせる必要があり、すでに形成された知覚を別カテゴリーに拡張させることは困難である。

第13章 犠牲の法則 (The Law of Sacrifice)

手を広げることは逆に長所がなくなることを意味する。犠牲にできる選択肢は3つ「製品ライン」「ターゲット市場」「絶えざる変更」

第14章 属性の法則 (The Law of Attributes)

一度競合に奪われたポジションは基本的には奪い返すことはできない。似たようなポジションを打ち出すのではなく、正反対のポジションを築くことが大切であり、たいていの場合、それは可能である。

第15章 正直の法則 (The Law of Candor)

ネガティブな要素を正直に認め、それに対するポジティブな姿勢を発信する。顧客に知覚されたポジションやイメージは簡単に覆すことができないため、逆にそれを利用する。

第16章 一撃の法則 (The Law of Singularity)

色々な施策に力を割くのではなく、一点突破を目指して強力な一手を打つことに注力するのが重要である。

第17章 予測不能の法則 (The Law of Unpredictability)

未来を予測することはできないが、トレンドを把握することはできる。予測できない未来をもとに仮説を立てたプランは失敗する。

第18章 成功の法則 (The Law of Success)

成功を収めた場合、しばしばその製品ではなく企業のブランドネームが原因だと思い込みがちである。成功の要因は製品が顧客の心に入り込み、一定のポジションを気づけたことが原因であると忘れてはならない。

第19章 失敗の法則 (The Law of Failure)

ミスや失敗は誰にでも起こりうるものである。ミスや失敗を早期に認め、手を打つことが重要である。

第20章 パブリシティの法則 (The Law of Hype)

順調な時に、その企業はあえて情報をさらすことはしない。一方、状況が悪くなりそうな時に、その打開策として情報を積極的に公開する。マスコミで見聞きできる姿と実態は一致しないことは多い。

第21章 成長促進の法則 (The law of Accelaration)

一時的な流行は利益をもたらすが長続きしない。一時的な流行をトレンドと勘違いし、そこに予算や人員を投入することはその後のリスクになる。できることは一時的流行に乗るのではなく、トレンドに育て上げることである。

第22章 財源の法則 (The Law of Resources)

どんなにいいアイデアがあってもそれを実現させるためには資金が必要である。

まとめ

「法則」と言ってるくらいなので、汎用的な話ですね。自分が関わる仕事のドメインにどれだけ落とし込めるかがポイントになりそうです。